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令和7年度土木学会全国大会 第80回年次学術講演会に参加しました

  • yasuhidenishihori
  • 9月11日
  • 読了時間: 2分

更新日:2 日前

2025年9月10日(水)~12日(金)に熊本城ホール等で開催された令和7年度土木学会全国大会 第80回年次学術講演会に西堀准教授と学生2名が参加し,学生がそれぞれ論文発表を行いました.西堀准教授はポスターセッションの座長を務めました.


学生が発表した論文は次の2本です.それぞれポスターセッションで発表しました.


交通事故統計のオープンデータを用いた電動キックボードが関わる交通事故の基礎分析


パーソントリップ調査データを用いた将来交通需要の見通し ~第6回近畿圏PTデータを用いて~


というタイトルです.上の論文は,大学院での研究の成果を取りまとめたものを修士2年生が発表しました.下の論文は,本学科に新たに設置された「研究推進クラス」に所属し,3年生から都市・地域計画研究室に配属されて研究に取り組んできた学部4年生の学生が発表しました.

ポスターセッションでは,活発な質疑が行われました.質問やコメントをいただいた皆さまに感謝を申し上げます.

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写真 発表中の学生


タイトル 交通事故統計のオープンデータを用いた電動キックボードが関わる交通事故の基礎分析


概要 近年、電動キックボード(e-scooter:ES)は、環境負荷の軽減や交通渋滞緩和に寄与する移動手段として注目され、都市部を中心に普及が進んでいる。特に日本では、シェアリングサービスの拡大や道路交通法の改正により、ES利用の利便性が向上した一方で、事故の増加が懸念されている。本研究では、警察庁の提供する2022年から2023年の交通事故統計情報を用いて、ESが関与する事故の実態を分析した。



タイトル パーソントリップ調査データを用いた将来交通需要の見通し ~第6回近畿圏PTデータを用いて~


概要 第6回近畿圏パーソントリップ調査より生成量が減少傾向であることが示され、現在でも生成量は減少し続けている。これによる移動手段確保の減少を危惧し、持続可能な公共交通整備を目指すべく、将来交通需要の減少に伴う問題や課題を探った。生成量は、人口構成の変化や生成原単位の減少が大きく関与し、2021年から2050年の間で生成量が約35%減少すると推測できた。年齢階層別では高齢者の生成量が増加傾向である一方、若年層では減少傾向である。また、代表手段別では鉄道の減少率が特に大きい。これらの分析を通じて、総交通量の減少を見越した総合交通政策の立案が求められ、今後もより適切な交通政策の検討が必要となる。


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