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第68回土木計画学研究発表会・秋大会に参加しました

2023年11月24日(金)~11月26日(日)に東京都八王子市の東京都立大学南大沢キャンパスで開催された第68回土木計画学研究発表会・秋大会に参加しました.西堀特任准教授が参加し,研究に関する情報収集や論文発表を行いました.

発表した論文は,「革新的技術の都市・地域での導入に対する一般市民の意識分析」というタイトルです.論文の概要は記事の下部に記載します.


この発表では,専門家と一般市民の科学技術に対する意識の違いを元に回答者を4群に分類しました.その結果,専門家は科学技術の功罪を理解している群(C1)が65%を占め最も多いのに対し,一般市民では情報取得しない,いわゆる無関心の群(C3)が40%を占め最も多い結果となりました(図1).こうした状況を踏まえて科学技術の導入に向けたコミュニケーションをしていくことが求められます.


図1 一般市民と専門家の科学技術に対する意識の違い


また,会場近くのJR橋本駅付近では,リニア新幹線の神奈川県駅の工事が行われていました.巨大な開削工事の様子が京王線の車窓から見えましたが,迫力満点でした.

写真1 リニア新幹線神奈川県駅の工事の様子



発表論文の概要

スマートシティや自動運転などの革新的技術が導入されることで,都市や地域の様々な問題を解決することが期待されている.その実現のためには様々な問題に対処する合意形成が求められる.スマートシティの分野の例としては,個人情報保護やアルゴリズムによる意思決定の導入,自動運転の分野の例としては,道路交通環境に新しい主体が入ることで生じる様々な問題への対処法の導入,などが挙げられる.都市・地域分野の革新的技術に対する一般市民と専門家の意識の違いに関する報告は存在するが,市民の中での意識の違いについては見られない.そこで本発表では,一般市民と専門家等の意識を把握するための調査結果を用いて,一般市民や専門家を含めた個人の考え方の違いに着目し,それらの実態について報告する.


Key Words: innovative technologies, smart city, autonomous vehicles, public, awareness


English Title: PUBLIC AWARENESS TOWARD THE INTRODUCTION OF INNOVATIVE TECHNOLOGIES INTO CITIES AND REGIONS


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